練習時間が取れない人の効率的なトレーニング方法とは!?
2019年10月3日<あなたのゴールはスタートライン>
トライアスロンにチャレンジしてみたいと思っている人は、ごまんといますが
実際に大会にエントリーしスタートラインに立つ人はごくわずか。
だからスタートラインに立つだけでもう大拍手。
といつも心からそう思っています。
がしかし、そこは熱く秘めた前向きなエネルギーを抑えきれない
のがアスリート、スタートラインに立ち、完走するだけそれだけでは収まりません。
トレーニングに関する前向きな質問をよくうけます。
ということで、今日は忙しいアスリートの「練習メニューのつくり方の基本」について
まとめてみました。
<練習メニューのつくり方の基本>
「時間があったら、もっとたくさん練習できたのになあ。」
大会が近くなると、練習不足を反省しつつ、つい呟いてしまいがちです。
限られた時間の中で練習をこなし、
自分自身が掲げた目標をクリアして、
完走することができれば、
順位に関係なく、誰でもがその達成感を味わうことができる。
それが、トライアスロン。
最初は完走すればそれだけで充分満足。
順位やタイムはあまり気にしていなかった。
そんなふつうのトライアスリートでも、トライアスロン競技を続けていくうちに
「もっと強くなりたい」、「もっと速くなりたい」
という思いが、自然と出てくるものです。
どうすれば、
「速くなれますか?」
どうすれば、
「強くなれますか?」
日頃店舗で、一般トライアスリートがされる
最も多い質問です。
簡単に速くなれる方法があったら、いいのですが、
やはりありません。
でも練習方法を少し工夫すれば、ぐっと効率を上げることは可能です。
<目標と練習計画>
まずは、基本的な考え方からお話しします。
その日の体調や気分で、練習をこなすより、
週単位、月単位、年単位で中長期的な計画を立てて練習を行う方が
一般的には効率はあがります。
しかし、気をつけないといけないことがあります。
それは効率を考えるあまり、理想的なトレーニングメニューを作ってしまうことです。
仕事、天候、家族、付き合い、体調、様々な理由で、計画は狂いがちです。
折角作った練習メニューをこなせなくなることはよくあります。
そんな時は、消化できなかったメニューを休日に一気に取り返そうとすると
かえって、調子を落としてしまうことになります。
でも、それなら計画をたてる意味がないのでは・・・
では、どうすれば良いのか!?
難しく考る必要はありません。
『できる計画』をたてれば良いのです。
例えば、
月曜日は、ラン、
火曜日は、アクティブリカバリー休養
水曜日は、バイク、
木曜日は、スイム
金曜日は、ラン
土曜日は、バイク&ラン
日曜日は、バイク&スイム、または休養
と曜日ごとに種目を決めておき、
もし出来なかった曜日は、それはそれでおしまい。
次の日は、その曜日のメニューだけをこなしていく。
という方法です。
この方法だと練習出来ない日があったとしても、後を引かないですし、
長期的にみれば、一番コンスタントに練習時間を確保でき、
結果的には、この方法が一番効率的な方法です。
当たり前すぎるこたえですが、「継続は力なり」です。
誰もが知っている「継続の力」
環境変化に左右されずに「継続」し易い練習計画をたてましょう。
<練習頻度と質と量>
次に練習計画の中身を考えてみましょう。
練習を質(=負荷)と量から考えた場合、次の4種類になります。
(1)質の低いトレーニングを短時関する。(まずは回数を増やす時期)
(2)質の低いトレーニングを長時間こなす。(がむしゃらに量をこなす時期)
(3)質の高いトレーニングを短時間する。(練習ノウハウが必要になる時期)
(4)質の高いトレーニングを長時間する。(プロ、エイジグルーパーが目指すところ)
ほとんどの人が(1)からいきなり(4)を目指してしまう。
だから、うまくいかないことが多いのです。
プロやエイジグルーパーが目指すところは
(4)質の高いトレーニングを長時間する。 ですが、
練習時間が限られている一般トライアスリートは
(1)質の低いトレーニングを短時関する。 (まずは回数を増やす時期)
(2)質の低いトレーニングを長時間こなす。 (がむしゃらに量をこなす時期)
(1)(2)を経て
(3)質の高いトレーニングを短時間する。(練習ノウハウが必要なになる時期)
と一段ずつステップアップしていくことを心掛けて練習計画をたててみてはどうでしょうか!
種目ごとのレベル差、練習環境も様々ですが、
基本は、
『できる計画』をたてて継続する。
そして、練習メニューを
練習回数→練習量→練習の質
とレベルアップしていく。
ということです。
ぜひチャレンジしてみてください。
店長川口