お知らせ

石垣島トライスロンに出場してきました!

2021年04月13日

トライアスリートの皆さん
こんにちは! スタッフの川口 遼です。
いかがお過ごしでしょうか?
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私は、先月の4月11日に行われたトライアスロン開幕戦、石垣島トライスロンに出場してきました!
結果は、無事にゴールにたどり着くことができ、
2時間22分で19位 エイジ別2位でした。

昨年は、予定していたレースが全て中止になり、トライスロン大会に出場することができませんでしたので、
2年ぶりの大会の出場になりました。

最後に大会に出場してから長い期間が空きましたので、
大会当日まで不安と緊張でいっぱいでした。

しかし、レースがあるかどうかわからないこの難しい状況の中でも、工夫しながらトレーニングは続けていましたので、スタートすると体がいつも通りに動き、
レースを楽しんで無事にゴールすることができました!

今回のブログでは、レースまでの様子をレポートしようと思います。
これから石垣島トライアスロンに出ようと思っている方や、初めてトライスロンに出場する方の参考になれば幸いです。

レースまで1週間前

大会当日をいいコンデイションで迎える為には、大会前の準備が大切です。
私が大会1週間前に意識しているポイントは、
レース前に焦らないように、
早めの道具の準備(ウェットスーツ、バイク等)と、
体の調子を整える為に練習しすぎないことです。

1.道具の事前準備
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トライスロンは、3種目ありますので、
道具の準備が大変です。
チェックリストを作り忘れ物がないかを確認します。
特にウェットスーツとバイクの準備は大切で、
この2つの道具にトラブルがあるとレースに出れなかったり、リタイヤせざるを得ない場合がありますので、しっかりとチェックします。
以下のポイントを確認しておくとレース中のトラブルを減らせますので、
皆さんもチェックしてみて下さい。

●バイクの準備
バイクでトラブルが起きると完走するのが難しくなるので、
事前にバイクを整備しておくのをお勧めします。
例としては、チェーン、タイヤが劣化していないか、
ハンドル、サドル周りのネジが緩んでいないか等を確認すると
パンクやメカトラブルを減らせます。

また大会に遠征する際は、
バイクを分解して箱に梱包して現地に配送するか、
自分でバイクを持っていく必要があります。
どちらの方法を選んでも現地に着いた後に自分でバイクを組み立てないといけません。
バイクの組み立てが上手くできないと、
レース前にかなり焦ってしまいますので、
バイク梱包と組み立ての手順を事前に確認しましょう!

自分がバイクをちゃんと組み立てられたかどうか不安という方は、大会がメカニックサービスを提供している場合がありますので、安全点検サービスを利用してみて下さい。

●ウェットスーツに関しての準備
ウェットスーツを大会前に何度か着用して練習を行うことをお勧めします。
ウェットスーツを着きると普段の泳ぎと変わります。
ウェットスーツを着ると身体が浮き、水の抵抗が少なくなるので、楽に速く泳げますが、泳ぎ方に慣れる必要があります。
普段よりスピードが出て、体が浮いた状態で泳ぎますので、
ストローク数やキックのリズムが変わります。
事前の練習で、この感覚の違いに慣れておくと、本番では安心して泳ぐことができます。

ウェットスーツのサイズをチェックしておくのも大切です。
特に年数がたったウェットスーツや、レンタルウェットスーツを着用した状態でぶっつけ本番で泳ぐと、
サイズがきつくて泳げないということが起きる可能性があるので、サイズが自分に合っているかも事前に確認しましょう。

2.疲れがない状態でレースに臨む
大会当日に自分の力を発揮して完走するには、体がリフレッシュした状態でレースに臨むのが大切です。
しかし、大会が近ずくと、
もっと練習しないと完走できない、
もっと練習しないといいタイムが出ない、
という焦りや不安が原因で、
練習(オーバーワーク)しすぎてしまい、
レース前に体がすでに疲れてしまっていることがよく起こります。

特にレース前日になり現地に向かうと、他のトライアスリートを見ることになります。
選手全員が強そうに見えて焦り、レース前に練習しすぎて、レース前から疲れてしまっていることがよく起こります。
レース前は、普段通りに過ごし、
軽く汗を流す程度に留めておくと、体が疲れずにフレッシュな状態でレースに望めます。
私の場合は、出来るだけレース前は、一人で練習する、
1時間以上走らない等をルールを決めて
練習しすぎを防ぎ、フレッシュな状態でレースに望んでいます。

今回の石垣島大会では、大会の1週間前までにこれらの準備を行い、
ノートラブルで大会に集中することができました。

トランジションエリアににバイクセット

大会当日の朝は早く、5時に起床します。
レーススタートは、8時からですが、
トランジッションエリアにバイクを6時半までにセットしないといけない為、
朝早く起床します。
トランジションエリアで慌てない為に、
前日までにスイム、バイク、ラン各種目で使う道具を分けておくとスムーズに準備ができます
準備後は、どこからスイムを上がってきて自分のバイクがあるかのルートを確認します。
沢山のバイクがあるので、位置を覚えていないと自分のバイクを探すのが大変になるので、
しっかりチェックしておきましょう!
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スムーズに着替えれるようにヘルメット、シューズ、を取りやすい位置にセットしましょう!
今回は、ペダルにシューズを付けた状態でスタートしました。

スタート30分前

スタート開始30分前にスイム試泳が可能でしたので、
泳いでしっかりとアップを行いました。
ノーアップでいきなりスイムスタートすると、
水温で体が冷えて、体への負担が大きいので、
試泳できる場合は、泳いでウォーミングアップを行うのがお勧めです。
水温がかなり低い、試泳できない場合は、予備のランシューズを持参しておくと、
軽いランニングでウォーミングアップすることができます。
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スイム会場。
感染症対策の為、会場が隔離されており、
選手のみスイムエリアに入ることができ、観客は一切入ることができません。

スイム

スイムは、人工の漁港を2周回するコースです。
予定通りに8時にスイムがスタートしました。
今回は、感染症対策の為、一斉スタートではなく、時間差スタートになりました。
10秒ことに10人ずつスタートします。
私にとっては、初めての経験で苦戦しました。
選手の泳力に関係なく並んだ順でスタートしますので、
コース中にスイムが速い選手と苦手な選手が入り乱れていて、
1周目は渋滞していました。
特にブイを曲がる際は、イン側はかなり混んでいてターンするのに苦労しました。
ブイを曲がる際は、イン側が混むことが多いので、
混んでいる場合は少し外側を泳ぐと他の選手と接触を防げます。
皆さんもコースの状況を確認して、混んでないラインを選んでブイを曲がって下さいね。

また当日は、風がかなり強かった影響で波があり、
まっすぐ泳ぐのが難しかったです。
区切られた漁港でスイムが行われるので、
普段は波も少なく海も綺麗で泳ぎやすいコースですが、
今回は、波に流されない様に泳ぐのに、思った以上の体力を使いました。

周りを見ても波で流されて、1500mよりも余分に多く泳いでいる選手を見たので、
スイムで体力を使った選手は多かったとお思います。

皆さんもオープンウォーターを泳ぐ際は、
流されていないかを確認する為に、
息継ぎの際にヘッドアップスイムで前方を見て、
泳いで見て下さいね。
慣れていない方は、プールで息継ぎで前方を確認する練習を取り入れることをお勧めします。

バイク

石垣島のバイクコースは、島をぐるっと半周回る、走りごたえあるコースです。
風が強く吹き、アップダウンが多いコースで、
タイムをあげるには、風向きや登りを下りを意識したペース配分が重要です。
オーバーペースになると途中でペースがガクッと落ちるだけでなく、次のランニングにもダメージが残ります。

過去に一度バイクラップ1位を獲得したことがある相性のいいコースですので、
今回もペース配分を考えて走りました。

スタートしてから11km辺りまで細かいアップダウンが繰り返し続き、向かい風基調です。
向かい風で休んだり、ゆったり走るとペースがかなり落ちてしまうので、最初の11kmは、頑張って走り、ペースをキープします。

11kmをすぎると下り坂で、下りきった交差点を左折すると、しばらく平坦が続き、風向きが追い風になります。
この区間で上り坂に備えて少し休みます。
追い風や下り区間は、足を少し休めても風と下り坂がバイクを押してくれるので、
スピードを落とさずにペースをキープできます。

呼吸を整えた後、14kmから31km地点まで続くアップダウン区間は、ギアの使い方に、より気をつけながら一定ペースで頑張って走ります。
上り坂が続くいて疲れると、どうしても重いギアで登りたくなりますが、
重いギアを使うと筋肉にダメージが残りやすく、
オーバーペースにもなりやすいので、
登りはギアを踏みすぎないように注意して走ります。

31kmの交差点を左折してからは、向かい風に変わりますが、下り基調になりますので、力を抜いてもあまりペースを落とさずに走行できます。
タイムを上げる為に、下りの向かい風でもペースを上げようとすると、
風の抵抗が大きいので、かなりエネルギーを使います。
39km地点に最後の登りがあり、
ランに向けてもエネルギーを残したいので、
この下り基調の区間では、上りが坂がくるまで少し力を抜いて休み、呼吸を整えて最後の登りを上ります。
上りきると市街地を通りバイクフィニッシュです。

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バイクは、このようなペース配分を意識して走りました。
バイクラップを1位取ることはできませんでしたが、
バイクは全体3位で帰ってくることができました!

私の経験上、石垣島のバイクコースは、
コース後半からタイムを稼ぐのが難しいので、
前半で頑張って走り、
後半でペースを抑えるとタイムが出やすいと思います。
また後半抑えて走るとランに向けて回復することができます。
皆さんも出られる大会のコースと風向きを意識して、ペース配分を調整してみて下さいね。

大会でスイム後のバイクで、ペースをキープできずにすぐに落ちる方は、
普段のトレーニングでスイム、バイクの1日2種目練習を取り入れると、
身体が慣れてスイム後のバイクでもペースをキープできるようになってきますので、
試して見て下さい。

ラン

ランコースは変更され、サザンゲートブリッジを超えた先の埋め立て地を走ります。
ランコースも強風の影響が強く、行きが追い風、帰りが向かい風が吹き、
ペース配分が難しいかったです。
ランに入る頃には気温がかなり上がり、
南国の慣れない暑さで体力を消耗しました。

スイム、バイクのダメージがあるところに暑さが加わり、
筋肉がつりそうな状態が続き、自分のペースで上手く走ることができませんでした。
ランに入った時点で気づきましたが、
水分とエネルギーの補給はとっていましたが、塩分やミネラルを取るのを忘れており、
それが影響して筋肉にダメージが残りました。
最後まで苦しい走りが続き、後半になんとかペースを持ち直してゴールすることができました。
他の選手も苦戦していてランでなかなか前に進まないといった状況でした。
筋肉が攣りやすい人は、塩分や経口補水液等をとっておくと防げる場合がありますので、
レース中にとってみて下さい。

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風と暑さで苦しいランになりました

大会を終えて

久しぶりのレースは、走れる喜びを感じながらレースを楽しむことができました!
ゴールテープを超えると、
ゴールできた達成感と、
この大会の為に自分が頑張ってきたことが込み上げてきて感動しました!
タイムや順位に関係なく、何度ゴールしても感動することができるので、
トライスロンをやっていて良かったと思うことができました!

大会の中止や延期が続き、
具体的な目標を持てなかったり、普段のトレーニングが制限されたりと
難しい時期が続いていると思います。

まずは普段のトレーニングを楽しみましょう!
トレーニングを続けると順位やタイムが気になりますが、
それだけが大切ではありません。
トライスロンでは、完走者全員が勝者です。
ゴールした人は、必ず達成感を味わうことができます。
日々のトレーニングを楽しみながら継続すると、
トライアスロン完走に少しずつ近ずきます。
皆さんもマイペースでトレーニングを楽しんで下さいね!
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私も次の大会に完走するを目標にトレーニングを頑張っていきます。
皆さんも大会完走に向けて頑張っていきましょう!

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