スイムトレーニング用語集

スイムトレーニングの基本練習紹介

STEP1 続けて距離を泳ぐ練習法。 ディスタンス

目標とする大会のスイム競技距離を続けて泳げる様になることが最初の目標となります。例えばオリンピックディスタンスのスイム距離は1500mです。1500mを続けて泳げる様になることを目標に練習をしましょう。 スイム初心者の方は、まずは500mを続けて泳げる様になることを目標にしましょう。500m連続泳をクリアすれば、1000m,1500m連続泳へと距離を伸ばしていきましょう。

STEP2 短距離をペースを変えて泳ぐ。インターバルトレーニング

500m連続泳のタイムから、50mの平均タイムを計算します。(例えば500m連続泳のタイムが10分の場合、50mの平均タイムは1分となります)この例の場合なら、50mを55秒、レスト10秒を1サークルとして、10サークル行います。10サークル行えない場合は、レストタイムを増やし、10サークル行ってみましょう。500m連続泳の平均タイム短縮に効果的な練習です。練習に必要な、スイムウエアスイムキャップスイムゴーグルは各自用意しましょう。

STEP3 短距離を速く泳ぐ。 スプリント

短距離を最速で泳ぐ練習は、フォーム改善や連続泳の平均タイム短縮に効果的です。25mmまたは、50mをベストタイム目指して泳ぎます。レストを充分にとって2-5本程度行います。どのようなフォームで泳げばタイム短縮できるかを意識しながら 泳ぎましょう。

STEP4 ウエットスーツを着てプールで泳ぐ。 実戦練習

ウエットスーツを着用して、500~1000m程度の連続泳を行います。水着で泳ぐ場合と比べ、浮力があり、流水抵抗が少なく、ワンストークで進む距離が増えます。推進力の為のキックが不要となる為、呼吸も楽になります。タイムも通常より3秒~5秒程度速くなるのが一般的です。ウエットスーツを着用すれば、一般的には速く楽に泳げる様になりますが、泳ぎ慣れる練習は必ず行うようにしましょう。

STEP4 ウエットスーツを着て海で泳ぐ。 実戦練習

ウエットスーツ着用してのプールでの練習が終わったら、海で練習を行います。実際のトライアスロンの大会は、海や湖で行われます。海での練習の主な目的は二つです。一つは、足のつかない環境で泳ぎなれることで、不安感を少なくすること、もう一つは、ヘッドアップスイムをマスターして、プールの様なブイがなくても真っ直ぐに泳げるようにすることです。海での練習は、安全最優先で行いましょう。単独練習は行わず、安全が確保された環境の元で行ってください。

スイム練習会等でよく使うワード

「今日の練習メニューは、50mを1分20サークルで6本のアップから始めます」のように使います

アップ

ウォームアップの略。

K(キック)

脚の動作、脚だけで泳ぐ。

P(プル)

腕の動作、腕だけで泳ぐ。

S(スイム) C(コンビ)

普通の泳ぎで泳ぐ。

ノーブレス

息つぎなしで泳ぐ(ノーブレ)=ノーブリージングスイムともいう。

ストローク

水泳においては、手足のかきという意味あいを持つ。

リカバリー

1ストロークを終わって次のストロークを行うために、足や手をストロークの初めの位 置に戻す動作をいう。

リカバリースイム

身体の状態(くずれた泳ぎや乱れた呼吸など)を元に戻すために泳ぐことをいう。

ドリル

繰り返し練習・反復練習の意味であるが、水泳では効率よく推進力を生み出す泳ぎを作るためのストロークドリルなどのことをいう。

スクーター

片手ストロークのことをいう。回さない方の手は前に伸ばすか、又は気をつけの状態で止めておく。(片手クロール)

フォーミング

フォームを意識しながら泳ぐ。

イーブンペース

一定(同じ)のペースで泳ぐ。

ダウン

クールダウンの略。

IMリバース

個人メドレーを逆の順番で泳ぐ。

R .L .S

R(右スクーター)、L(左スクーター)、S(スイム両手)の意。

ディセンディング

本数を重ねるごとにスピードを上げて泳ぐ。

AT1(エーティーワン),AT2(エーティーツー),OL(オーバーロード)

造語的な分類に入るため、テキストによってはいろいろな言葉で書かれているが、このスクールの練習を進めていく上で、あえて解りやすく言うと… AT1=一定のペースで泳ぎ続けることのできるスピード。無理なくロングスイムを泳ぎ続けることのできるスピード。AT2=一定のレスト(例えば休憩時間が50mのINであれば5~10秒、100mのINであれば10~20秒程度)をとるなかで、泳ぎ続けることのできるスピード。 ロングスイムを泳ぎ続けることができる最大のスピード。OL=一定のペースで泳ぎ続けることのできないスピード。泳ぎ続けることのできないスピードなだけに、インターバル練習でそのタイムを落とさないように頑張らなければならない。過負荷練習=しんどい練習。[ちなみにTJ2002.3月号の低脂肪アスリートになろうの3つのエネルギー回路でいうと、AT1=有酸素系、AT2=有酸素系と解糖系の境界線、OL=解糖系、SP(スプリント、ダッシュ)=ATP-CP系である。トライアスリートは、いかにしてAT2を伸ばすかが重要である。]

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